日本赤十字社医療センター
救命救急センターの概要
当院は東京都渋谷区広尾に位置する708床の急性期医療機関です。東京都区西南部地域(渋谷区・世田谷区・目黒区)の二次医療圏に位置し、人口120万人余を対象としておりますが、昼間人口は東京都の推計人口予測によると当医療圏には162万人余が存在するとされています。また渋谷駅(JR山手線、埼京線をはじめ、東京急行2路線、東京メトロ2路線)の乗降旅客数は215万人に上り、圏内の駅は50余が存在し、通過人口を含めると数百万単位での人口通過が予測されます。医療圏外でも港区、新宿区を近隣に控え、首都「東京」という特殊性を鑑みても単純に医療圏では算定できない人口数を抱えている地域であります。
当医療圏内には国立病院機構東京医療センター(目黒区)、東京都立広尾病院(渋谷区)にも救命救急センターが存在しますが、近隣地域では東京医科大学病院(新宿区)、慶應義塾大学病院(新宿区)、国立国際医療研究センター(新宿区)、東京女子医科大学病院(新宿区)の位置する区西部地域や、昭和大学病院(品川区)、東邦大学医療センター大森病院(大田区)の位置する区南部地域、東京都済生会中央病院(港区)の位置する区中央部地域において救命救急センターならびに3次救急医療提供医療機関が過密集中する中でそれぞれの地域に発生する救急事案に広域に対応することが求められています。
救命救急センターとしての主な機能
- 3次救急医療施設(東京都救命救急センター)
- 地域救急医療センター(東京ルール参画・区西南部2次医療圏・幹事病院)
- 1次・2次救急医療施設
- 地域災害拠点病院
- 地域メディカルコントロール(MC)協議会中核施設
- 総合周産期母子医療センター(母体救命対応総合周産期母子医療センター)
- 日本DMAT指定医療機関
- 東京DMAT指定医療機関(東京DMATカー配備)
- 日本赤十字社DMAT指定医療機関
- 日本赤十字社常設救護班設置
- 日本救急医学会指導医指定施設
- 救急科専門医指定施設
救命救急センターとしての診療実績
東京都内には平成27年1月現在で26施設の救命救急センターがありますが、当センターは23施設目として平成20年10月31日に認可され、開設されました。総受診者数は若干の変動はあるものの、年間25,000人程度で推移しています。
総受診数 | 救急搬送数 | Hotline数 | 東京ルール | |
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2011年度 | 22,330 | 5,933 | 770 | 168 |
2012年度 | 22,528 | 5,783 | 716 | 199 |
2013年度 | 28,724 | 5,493 | 621 | 187 |
2014年度 | 25,833 | 5,194 | 640 | 153 |
2015年度 | 26,356 | 5,716 | 535 | 143 |
2016年度 | 26,768 | 5,692 | 536 | 130 |
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