CBRNE災害におけるゾーニングはホットゾーン(Hot Zone)、ウォームゾーン(Warm Zone)、コールドゾーン(Cold Zone)に分けられる。
すなわち、ホットゾーン内には放射性物質や病原体、化学物質などの危険物が存在するとの前提のもとに、十分なPPEの着用が必要です。
ウォームゾーンには危険物自体は存在しないのですが、ホットゾーンから出てきた人やモノは存在することがあります。ホットゾーンから出てきた人やモノの除染をするのもウォームゾーンです。
コールドゾーンは除染措置もなされて、汚染から隔離されたエリアです。
このようにゾーニングすることで、ホットゾーンから危険物が拡散することがないように、コールドゾーンに絶対的な安全を担保することが求められます。
新型コロナウイルス感染症対応における当救命救急センターのゾーニング模式図
実際の救急外来診察室。
トラテープより向こうがウォームゾーン、
紅白テープより向こうがホットゾーン。